久しぶりに賑わう小諸駅にびっくり
信州・小諸へお墓参りに行ってきました。
小諸は母方の田舎で、代々のお墓があります。大好きだったおばあちゃんも、ここで静かに眠っています。
小諸駅に降り立つと、少し驚きました。
昔はもっと賑わっていた駅でしたが、新幹線開業をめぐる経緯もあり、年々人が少なくなっている印象があります。毎年訪れるたびに少しずつ寂しくなっているように感じていたのですが、この日は朝から人でいっぱいでした。
「今日は何かあるのかな?」
と思いながら、お墓へ向かうためタクシーに乗りました。
バルーンイベントで街が大にぎわい
運転手さんに聞いてみると、
「今日はバルーンが40機も上がるイベントがあったんだよ。本当は昨日の予定だったけど、天気が悪くて今日になったんだ」
とのこと。
なるほど、それでこんなに賑わっていたんですね。
思わず、
「久しぶりにこんなに人がいる小諸駅を見ました。毎年来ていますが、年々寂しくなっていますよね。お蕎麦屋さんも減ってしまって……」
と話すと、運転手さんも苦笑いしていました。
信州なのにお蕎麦屋さんが減っている
実際、信州なのにお蕎麦屋さんがずいぶん少なくなっているのです。
お墓参りの帰りには、毎年の楽しみだったお蕎麦を食べたかったのですが、以前あったお店は閉店していました。
少し残念な気持ちになりながらも、小諸駅の隣にある懐古園のお蕎麦屋さんへ向かいました。
1時間待ちで食べた懐かしのくるみそば
名物の「くるみそば」をいただこうと向かったのですが、これが大盛況。
なんと1時間待ちでした。
ギリギリで受付に間に合い、ようやく食べることができたお蕎麦は、どこか懐かしい田舎そばの味。
ほっとする美味しさに、長旅の疲れも吹き飛びました。
夏休みを過ごした小諸の思い出
小さな頃、私は毎年夏休みになると、この小諸の家で1か月ほど過ごしていました。
家の裏から見える浅間山には遮るものがなく、その雄大な姿が空いっぱいに広がっていました。
凜とした姿は今も変わらず、見るたびに背筋が伸びる思いがします。
浅間山を眺めながら食べる峠の釜めし
今回は朝ご飯代わりに、横川名物の「峠の釜めし」を購入しました。
そして今はもうなくなってしまった実家の近く、神社の裏で浅間山を眺めながらいただきました。
やはり、いつ食べても美味しいですね。
景色も相まって、なんとも贅沢な朝食になりました。
横川駅で争奪戦だった峠の釜めし
子どもの頃は、「鈍行」と呼ばれる列車に乗り、横川駅で峠の釜めしを買うのが楽しみでした。
停車時間はわずか1分ほど。
乗客たちは一斉に窓や乗降口から手を伸ばして釜めしを買い求めます。
今思うと、大人たちは本当に大変だったでしょうね。
今では考えられない昔の列車旅
さらに当時は、列車が混雑していると窓から車内へ入ることもありました。
デッキのドアも開いたままで、風を感じながら乗ることができた時代です。
私はそのデッキが大好きでした。
頬をなでる涼しい風、流れていく緑の景色、ガタンゴトンという列車の音。
今では考えられないほど自由で、少し危険でもありましたが、あの列車の旅は本当に楽しかったものです。
お墓参りは思い出に出会う時間
もう体験することはできませんが、だからこそ大切な思い出として心に残っています。
お墓参りは、ご先祖さまに手を合わせるだけでなく、自分のルーツや懐かしい記憶に出会う時間でもあります。
今回も、小諸の風景とともに、たくさんの思い出を持ち帰ることができました。

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