「年齢を重ねても、自分の体は変えられる」──そう思えるようになったのは、まさに自分自身の体験があったからです。
50代後半。更年期の揺らぎに加えて、突然の腰痛、そして椎間板ヘルニアという試練。
それでも、地道にウォーキングと運動を続けた結果、まさかの“シックスパック”が私の体に現れたのです。
これは、身体の痛みと向き合いながらも前向きに歩んできた、私のリアルな記録です。
突然の腰の異変、そしてヘルニア発覚
2020年7月。コロナ禍で生活が変化するなか、私の体にも異変が起こりました。
左足の親指が痛くて靴が履けず、腰を曲げることすらできない。整形外科では痛み止めだけが処方され、病名もわからないまま生活を続けていました。
数ヶ月後、再び強烈な激痛に襲われ、MRI検査の結果「椎間板ヘルニア」と診断。
手術も勧められましたが、私は「運動で治す」と心に決めたのです。
リハビリのはじまりは「歩くこと」
整骨院の先生から言われたのは、「毎日1.5時間歩きなさい」という一言。
スーツも着られず、履ける靴も限られたなか、寒空の下を泣きながら歩く日々が始まりました。
リュックとスニーカー姿で、真冬の夜道を歩くことが、唯一できるリハビリだったのです。
神社のおみくじがくれたヒント
年が明け、お正月に引いたおみくじには、なんと「病院変えろ」の文字。
ちょうど夏頃に整形外科通いをやめたところ、整骨院の先生から「脳脊髄液のバランスが原因では?」というアドバイスが。
そして、お尻にY字のテーピングを施したところ、少しずつ背中が柔らかくなり、痛みも軽減。
「これはいけるかも!」という手応えが、ようやく見えてきました。
身体が変わりはじめた感覚
痛みの波はありましたが、それを乗り越えるたびに、体が少しずつ回復していきました。
ある日、ウォーキング中にふと感じたのです。
「腰から何かが外れたような感覚」が走り、体が軽くなり、自然と歩くスピードも上がっていました。
気づけば、シックスパック!
その頃から体重も減少。1ヶ月で1〜2kgずつ落ち、糖尿病の数値も改善。
柔軟体操に加えて、少しずつ腹筋・背筋のトレーニングも始めました。
そしてある日、鏡を見て驚きました。
お腹に縦線!横腹には斜めのライン!
「これって…もしかして、シックスパック!?」
急いでネットで調べ、女性の筋肉のつき方や、YouTubeでのトレーニング方法を確認。
これは脂肪じゃない、筋肉だ!──そう確信しました。
続けることで得られるもの
若い頃にはつかなかった筋肉が、今になってついてきた。
それはきっと、以下の3つをコツコツ続けたから。
- 有酸素運動(ウォーキング)
- 筋トレ(地道な体操)
- 継続する意志
「完璧じゃなくても、さぼっても、やめずに続けること」
それが、何より大切だったのです。
まとめ:50代でも筋肉は育つ!
「年齢的にもう無理かも…」そう思っていた私ですが、確かに変われました。
身体の痛みと向き合い、自分をいたわりながら、できることを少しずつ積み重ねた結果──
その先に待っていたのは、“シックスパック”という最高のご褒美でした。
2023年のおみくじには、「よし」「よし」「よし」の文字。
これからも、自分の手で「よし!」と思える毎日をつくっていきたいと思います。
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